会計ノーツの公式Twitterはこちら

図解で理解!費用と損失の違いとは?

n

登川 雄太(nobocpa

CPA会計学院 公認会計士講座 講師

こんにちは!

今回は「費用」と「損失」の違いについて解説をします!

補足広義の費用と狭義の費用

「費用」には広義の費用と狭義の費用があります。

広義の費用=狭義の費用+損失

という関係です。

本記事では「狭義の費用」と「損失」を比較します。

なお、簿記で単に「費用」といった場合、「広義の費用」を指すことが多いです。

費用と損失の相違点

まず費用と損失の具体例を確認してみましょう。

費用 損失
売上原価
給料
支払利息
減損損失
火災損失
投資有価証券評価損

これらは、すべて簿記上の費用(広義の費用)です。

しかし、費用(狭義の費用)と損失に区分することができます。

費用と損失を区分する基準は

収益の獲得に貢献する支出かどうか

です。

費用も損失も現金の減少要因という点では同じですが、収益の獲得に貢献するかどうかが違うのです。

具体的には、

費用 損失
収益の獲得に貢献した支出 収益の獲得に貢献しない支出

となります。

例えば以下に示した一連の取引を見て下さい。

  1. 銀行からお金を借りる(支払利息の発生)
  2. 従業員を雇用する(給料の発生)
  3. 商品の仕入(売上原価の発生)
  4. 商品の販売(売上の獲得

1〜3の取引をした結果、最後に売上を獲得しています。

このシンプルな例からわかるのは、収益(売上)を獲得するには費用が欠かせない、ということです。

支払利息、給料、売上原価というコストをかけたからこそ商品が売れる、ということじゃな

このように、収益の獲得に貢献する(またはそれを期待する)支出が費用なのです。

ここでいう収益は、一般的には「売上」と思ってしまって大丈夫じゃ
売上を増やすための支出が費用なんだね

対して、損失は違います。

火災により保有する資産がなくなってしまったり(火災損失)、保有する資産の収益性や時価が下がったり(減損損失、投資有価証券評価損)は、収益の獲得に貢献しません。

収益を獲得しないまま一方的に損が出てしまっているだけです。

確かに、火災による損は売上の獲得に貢献しない…

このように、収益の獲得に貢献しない一方的な損を損失といいます。

会社的には損失は嫌なものって感じだね
そうじゃな。火災損失や減損損失をイメージすればわかりやすいが、損失は予期せぬ出来事から生じた想定外の損という感じでもあるんじゃ

最後に

最後に本記事の内容をまとめると以下のようになります。

Point

  • 費用は、収益の獲得に貢献する(またはそれを期待する)支出
  • 損失は、収益の獲得に貢献しない一方的な損

同じ支出でも、会計的には費用と損失の違いがあることがわかってもらえたと思います。

このノーツを書いた人
登川 雄太

CPA会計学院で公認会計士講座の講師をしています。会計が大好きで、どうすればわかりやすく教えられるかを日々考えています。
(略歴)慶應高校→慶應大学(在学中に公認会計士試験合格)→監査法人トーマツ→CPA

\更新情報を受け取る/

P.S.
最後までお読み頂きありがとうございます!
この下にコメント欄がありますので、ぜひお気軽に感想や質問ください(n^o^)b

簿記3級を無料で勉強するならこちら!

資料請求をして頂くと、ご自宅で、無料で、簿記3級の内容がWEB受講できるようになります。テキスト・問題集もついてきます。教材はご自宅に無料発送しています。

理解重視のCPA会計学院の講義をぜひ受けてみてください!

関連コンテンツ
簿記の基礎
\感想待ってます/
会計ノーツ|楽しくわかる、わかるは楽しい。

コメント

免責事項 当サイトは管理人による個人サイトであり、利用者に対して個々の状況に応じた専門的アドバイスを提供するものではありません(具体的なご相談は、各種専門家にお問い合わせください)。従って、当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。また、当サイトの内容は管理人の個人的な見解であり、CPA会計学院の公式見解ではないことをお断り申し上げます。
タイトルとURLをコピーしました