こんにちは!
今回は、売上、収益、利益という似ている3つの概念の違いを解説します!
簿記を勉強すればこれら3つの違いはわかるようになりますが、今回は簿記を知らない方でもわかるようにわかりやすく解説します。


収益と利益の違い
まずは、「収益」と「利益」の違いから説明をしたいのですが、その前に「費用」の概念も理解する必要があります。
そこで、「収益」と「費用」からおさえていきましょう。
収益と費用
例えば、「300円で仕入れた商品を500円で販売した」とします。
この場合、
- 収益→500円
- 費用→300円
となります。
つまり、
収益とは、獲得した金額のこと
費用とは、かかった金額のこと
をいいます。



利益とは…
利益とは、儲けの金額のこと
です。
さっきの例では、300円で仕入れた商品を500円で売ったので、200円が儲けです。
よって、利益は200円となります。



収益と利益の違い(ここまでのまとめ)
ここでいったん、収益と利益の違いをまとめると以下のようになります。




売上とは
売上は収益の1つです。

さっき学習したとおり、収益とは獲得した金額のことでした。
ところで、会社はどのようにお金を獲得するでしょうか?

例えば、
- 仕入れた商品を販売する
- 自分が保有する建物を貸して、家賃収入を得る
- お金を貸して、利息をもらう
などなど、会社がお金を獲得する方法には色々な種類があります。

ここで、売上とは、
収益のうち、商品の販売による金額
なのです。
例えば「商品を販売して500円、利息で50円、合計550円を獲得した」場合、収益は550円ですが売上は500円になります。


ちなみに、収益を獲得した理由が「家賃」なら「受取家賃」、「利息」なら「受取利息」という名称で呼ばれます。

最後に
本記事の内容をまとめると以下のようになります。
- 売上とは、収益のうち、商品の販売による金額のこと
- 収益とは、獲得した合計額のこと
- 利益とは、儲けの金額のことであり、収益と費用の差額で算定される
売上・収益・利益は言葉の印象は似ていますが、実際にはその中身は違うのです。
記事途中でもありましたが、これら3つの言葉を混同してしまうと大きな勘違いをする可能性がありますので、しっかりおさえるようにしましょう!


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