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【図解】当期純利益と、親会社株主に帰属する当期純利益の違いは?

論点解説
このノーツを書いた人
nobo(登川雄太)

CPA会計学院で公認会計士講座の講師をしています。会計が大好きで、どうすればわかりやすく教えられるかを日々考えています。
(略歴)慶應高校→慶應大学→在学中に公認会計士試験と日商簿記1級に合格→監査法人トーマツ→CPA&会計ノーツ開設

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連結損益計算書の「当期純利益」と「親会社株主に帰属する当期純利益」は何が違うのですか?

 

当期純利益とは、「企業集団の純利益」のこと。

親会社株主に帰属する当期純利益とは、「企業集団の純利益のうち、親会社株主に帰属する純利益」のこと。

解説

連結P/Lの当期純利益は、企業集団全体の当期純利益です。
企業集団全体の利益なので、基本的に、親会社と子会社の当期純利益の合計となります。

例えば、

  • 親会社(P社)の純利益:400
  • 子会社(S社)の純利益:100

の場合、連結P/Lの当期純利益は500になります。

連結損益計算書の当期純利益

 

対して、親会社株主に帰属する当期純利益は、この500のうち親会社株主に帰属する金額のことです。

例えば、P社のS社に対する持分比率が60%だった場合を考えてみます。

株主に注目すると、企業集団の株主には、P社株主と非支配株主の2種類の株主がいることがわかります。
(非支配株主とは、子会社の株主のうち、親会社以外の株主をいいます)

連結損益計算書の利益の帰属先

 

この場合の親会社株主に帰属する当期純利益は460になります。

計算過程は、400+100×60%=460となるのですが、下記の図でイメージした方がわかりやすいでしょう。

S社利益の100に注目すると、100が60と40に按分されています。
この結果、S社利益100のうち60がP社に帰属するため、P社株主に帰属する額は400と60の合計の460になるのです。
(企業集団の利益500から親会社株主に帰属しない利益40を控除することでも、460を計算することができます。)

これが親会社株主に帰属する当期純利益です。

以上を踏まえて、最後に、連結損益計算書をみてみます。

連結損益計算書の末尾
  • 当期純利益:企業集団全体の純利益
  • 親会社株主に帰属する当期純利益:企業集団全体の純利益のうち、親会社株主に帰属する額

企業集団には、親会社株主と非支配株主の2種類の株主がいるため、企業集団全体の純利益だけでなく、株主別の純利益も表示するのです。

\さらに詳しく/
【初めての連結会計】連結会計の概要をゼロからわかりやすく解説

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