合併において、被合併会社が仕訳をしない理由

合併の取引において、なぜ被合併会社は仕訳をしないのですか?

被合併会社は取引をしていないからです。

目次

解説

例えば、A社がB社を合併した場合、
A社では仕訳をしますが、B社では仕訳をしません。

この理由は、合併の取引をイメージすればわかります。

合併は、A社がB社株主からB社を取得する取引です。

このように、合併は被合併会社の株主との取引であり、
被合併会社との取引ではない、のです。

つまりB社は取引をしていません
そのため、B社では仕訳をしないのです。

おまけ

おじさん(先生)

この記事はわかりやすかったかの?

ボブ(勉強中)

うん!もっと会計のこと学んでみたいな!

おじさん(先生)

それなら、会計ノーツの公式本がおすすめじゃ。
その名も「世界一やさしい会計の教科書」じゃ!

会計ノーツの公式本

会計ノーツの管理人である登川が、会計を勉強する全ての方に向けて、

  • 考え方からちゃんと説明すること
  • わかりやすく丁寧に解説すること

を心がけて、書きました。

読み終えた頃には、「よくわかって、楽しかった!」と思えるはず! 

財務3表はもちろん、簿記・仕訳、収益認識、のれん、繰延税金資産などの会計用語、会計理論、財務分析など、財務会計の一通りについて、わかりやすく、丁寧に解説します。

よかったらシェアしてね!

コメント

コメント一覧 (6件)

  • 吸収合併で、合併後B/Sを作成する時に消滅会社のその他資本剰余金、利益準備金、繰越利益剰余金を加算しないのはなぜでしょうか?

  • B社株主全員からB社株式を全部手に入れて代わりに自社の株式の一部をB社株主全員に交付するということですか?

      • B社株主にとっての仕訳は、A株××/B株××となり、彼らは同種資産の交換をしているという形でしょうか??

        • B社株主は、結合当事企業株主に係る会計処理に従い処理します。
          具体的には、企業結合前後の保有目的により、投資の継続か清算かを判定します。

コメントする

目次