- 合併の取引において、なぜ被合併会社は仕訳をしないのですか?
- 被合併会社は取引をしていないからです。
解説
例えば、A社がB社を合併した場合、
A社では仕訳をしますが、B社では仕訳をしません。
この理由は、合併の取引をイメージすればわかります。
合併は、A社がB社株主からB社を取得する取引です。

このように、合併は被合併会社の株主との取引であり、
被合併会社との取引ではない、のです。
つまりB社は取引をしていません。
そのため、B社では仕訳をしないのです。
例えば、A社がB社を合併した場合、
A社では仕訳をしますが、B社では仕訳をしません。
この理由は、合併の取引をイメージすればわかります。
合併は、A社がB社株主からB社を取得する取引です。
このように、合併は被合併会社の株主との取引であり、
被合併会社との取引ではない、のです。
つまりB社は取引をしていません。
そのため、B社では仕訳をしないのです。
コメント
B社株主全員からB社株式を全部手に入れて代わりに自社の株式の一部をB社株主全員に交付するということですか?
はい、その理解で大丈夫です!
B社株主にとっての仕訳は、A株××/B株××となり、彼らは同種資産の交換をしているという形でしょうか??
B社株主は、結合当事企業株主に係る会計処理に従い処理します。
具体的には、企業結合前後の保有目的により、投資の継続か清算かを判定します。
吸収合併で、合併後B/Sを作成する時に消滅会社のその他資本剰余金、利益準備金、繰越利益剰余金を加算しないのはなぜでしょうか?
その資本剰余金や利益剰余金は消滅会社にとっての元手と利益であり、
存続会社の元手や利益ではないからです。
下記の記事が、題材は連結ですが、参考になるかと思います。