収益認識を解く #3 |オリジナル問題

基礎データ
分野:収益認識
論点:返品権付きの販売
過去問:−(オリジナル問題)
ランク:重要性A 難易度A

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目次

問題

当期末にA製品を100個販売した場合の売上総利益はいくらか?

1.当社はA製品を@300円で製造し@800円で販売している。

2.過去の実績に基づき、販売した個数のうち5%が返品されると見積もっている。

3.返品された場合、当社は全額返金をする。なお、返品に係る送料は当社負担であり、返品1個当たり100円の送料がかかるものとする。

解答解説


●解答
47,000円

●解説
1.考え方
返品が見込まれる部分は収益としない。
売上原価は販売した製品の帳簿価額と返品資産の差額となる。なお、返品資産は回収コストを控除して算定する。

2.解法
売上:@800×95個=76,000
返品資産:(@300-@100)×5個=1,000
売上原価:@300×100個-返品資産1,000=29,000
売上総利益:76,000-29,000=47,000

借方科目金額貸方科目金額
現金80,000売上76,000
返金負債4,000
借方科目金額貸方科目金額
売上原価29,000商品30,000
返品資産1,000

一言アドバイス

収益の金額は比較的理解しやすいですが、売上原価の算定に当たって返品資産を控除するという点が間違いやすいので注意が必要です。

収益認識まとめ

おまけ

おじさん(先生)

この記事はわかりやすかったかの?

ボブ(勉強中)

うん!もっと会計のこと学んでみたいな!

おじさん(先生)

それなら、会計ノーツの公式本がおすすめじゃ。
その名も「世界一やさしい会計の教科書」じゃ!

ボブ(勉強中)

世界一やさしい会計の教科書…

会計ノーツの公式本

会計ノーツの管理人である登川が、会計を勉強する全ての方に向けて、

  • 考え方からちゃんと説明すること
  • わかりやすく丁寧に解説すること

を心がけて、書きました。

読み終えた頃には、「よくわかって、楽しかった!」と思えるはず! 

財務3表はもちろん、簿記・仕訳、収益認識、のれん、繰延税金資産などの会計用語、会計理論、財務分析など、財務会計の一通りについて、わかりやすく、丁寧に解説します。

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この記事を書いた人

CPA会計学院で公認会計士講座の講師をしています。会計が大好きで、どうすればわかりやすく教えられるかを日々考えています。
(略歴)慶應高校→慶應大学(在学中に公認会計士試験合格)→監査法人トーマツ→CPA

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