- これから簿記を勉強しようと思っている
- 簿記を勉強したけど、理解が難しいと感じている
- 簿記を一通り勉強して、会計に興味がわいた
こんな方向けに、超オススメの会計本を5冊を厳選しました!
「面白く・理解が深まる入門書」たちをどうぞ!
数多くの会計本を読んできましたが、今回ご紹介するのは心からオススメできる5冊です。
簿記・会計の入門書・教養本
オススメ1 ▶ さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
会計の超入門書!仕訳がなくても会計の本質がつかめる!
- 会計の楽しさを知りたい
- 会計が身近に感じられない
- 簿記を勉強したけど、会計的思考がよくわからない
会計の入門書として一番オススメです。
(ちなみに、簿記の入門書として一番オススメは後述する「魔法の書」です。)
仕訳や試算表といたものは一切でてきません。
身近なことがらを題材に会計の本質を教えてくれます。
簿記の知識が全くなくても読むことができ、かつ、会計の面白さを感じることができる、唯一無二の本です。
実は、「さおだけ屋」は私が初めて読んだ会計本なのです。
簿記を勉強し始めた頃に読み、本書をきっかけに会計の面白さに目覚めました。
「会計ノーツの原点はさおだけ屋」と言えるのかもしれません。
この記事を書くに当たって読み直したのですが、いま読んでも面白かったです。出版されてから15年くらい経ちますが、会計の本質は変わっていないことを実感しました。
オススメ2 ▶ 会計の世界史
一番の会計教養本!知的好奇心が満たされる一冊!
- そもそも歴史が好きだ
- 会計の歴史的な背景を知りたい
- 会計で知的好奇心を満たしたい
会計の教養本としては一番オススメできる本です。
タイトルに「世界史」とついているとおり、芸術、音楽、産業の発展など・・・歴史上の多くの出来事と紐付けながら、会計の歴史を解き明かしてくれます!
1つひとつの会計処理は人間が考えたルールです。
ルールがあるということは、そのルールが作られた背景があります。
例えば、減価償却が産業革命時の鉄道会社のための会計処理で、減価償却があったからこそ人類が発展した、なんて知るとワクワクしませんか?
本書を読めば、無味乾燥だった会計処理の背景に思いを馳せることができるようになります。
単に教養本としてオススメですが、結果として、きっと簿記への理解も深まることでしょう。
簿記が難しい?それならこの2冊!
オススメ3 ▶ 簿記がわかってしまう魔法の書
簿記の最高の入門書!簿記でつまづいてるならこれを読もう!
- 簿記の勉強を始めてみたものの、最初の方で挫折してしまった
- 簿記を勉強したけど分かってない気がする
- 簿記の仕組みをもっとしっかり知りたい
この本は、簿記の仕組みや考え方を非常にわかりやすく解説してくれます。
特に簿記の最初でつまづいた方は必読です。
ストーリー形式で図解が豊富なので非常に読みやすいです。
イラストが多いので、一見、内容が稚拙に感じてしまうかもしれませんが、その見た目に侮ってはいけません。
この本むだけで簿記がわかってしまうことでしょう(タイトルのとおり、魔法のような本です)!
私は普段、簿記を教えていますが、参考にしたい点が多々あり、非常に勉強になりました。
別途、書評記事も用意しています。
オススメ4 ▶ 世界のエリートがやっている 会計の新しい教科書
簿記をもっと深く理解する!BSアプローチで会計の本質を知ろう!
- 「簿記がわかってしまう魔法の書」よりも、もっとテキストっぽい形式で勉強したい
1つ前で紹介した、「簿記がわかってしまう魔法の書(以下、魔法の書)」と同じく、簿記の仕組みをわかりやすく解説してくれます。
貸借対照表を中心に説明する「BSアプローチ」を採用しており、これがわかりやすいです。
特に第1章の内容は必見です。
仕訳、勘定、試算表、財務諸表・・・このつながりをきちんと理解することができるでしょう。
後半の方にいくと、内容が難しくなっていくので、第1章+興味があるところ、という読み方でもいいと思います。
魔法の書はとてもカジュアルな本ですが、こちらはきちっとしてテキスト形式です。
また、魔法の書よりも多くのことが書いてあります。
【番外編】会計ノーツ発の会計本!
ここで、私の書いた本を2冊ご紹介させてください!手前味噌ですが、どちらも簿記を勉強する方におすすめできる書籍です
番外編1▶ 世界一やさしい会計の教科書1年生
一生モノの会計的思考が身に付く!会計の入門書
自著の紹介は恥ずかしいので、詳しくはアマゾンのレビューをご確認ください笑
番外編2▶ この1冊ですべてわかる 財務会計の基本
図解&設例を多用し、会計ルール・重要論点を網羅的にやさしく解説!
特に簿記1級受験生や公認会計士受験生には、この「財務会計の基本」がおすすめです!
簿記を勉強したら次は財務諸表の読み方だ!
オススメ5 ▶ 会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方
簿記を勉強したら次はこれ!簿記を実践に活かそう!
- 財務諸表分析、業界分析、ビジネスモデル研究に興味がある
- 簿記で勉強した知識を活かしたい
決算書(財務諸表)の読み方をクイズ形式で楽しく学べる本です。
簿記の勉強では財務諸表の仕組みと作成方法を勉強しますが、財務諸表の読み方や分析の仕方はどうでしょうか?
簿記の勉強だけでは身につかない「財務諸表の読み方」を楽しく学ぶことができます。
決算書分析の視点は多くの分野で必要になるため、簿記を勉強した方の全員にオススメです。
簿記3級もしくは2級以上の内容も出てきますが、解説も丁寧なので安心してください。
別途、書評記事も用意しています。
最後に、もう一冊
以上、オススメ会計本5冊でした!
そして最後にもう1冊ご紹介させて下さい。
私、登川が執筆を担当した『いちばんわかる日商簿記3級の教科書』です。
タイトル通り「いちばんわかる」簿記3級の教科書になっておりますので、ぜひ手に取ってみて下さい(Amazonレビュー書いてくれれば嬉しいです😆)。
ちなみに、本書の内容はCPAラーニングでPDFダウンロードが可能です!しかも無料なのでお気軽にどうぞ!
また、会計ノーツでは「ヤバい会計学」という連載企画を行っています。
会計の面白さや考え方がわかるものになっていますので、こちらもぜひご覧下さい。
コメント
コメント一覧 (2件)
取得原価と取得価額の違いが理解できません。
固定資産等は取得原価、金融資産等が取得価額でしょうか?
ご指摘ありがとうございます。
おっしゃる通りでしたので、修正いたしました。