こんにちは!
- 会計士試験の勉強を始めたばかりの方
- 近いうちに会計士を目指そうと思っている方
を対象に、「公認会計士試験に短期で合格するために重要なこと」をご紹介します!
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カリキュラム通りに受講しよう
まずは何より、カリキュラム(日程表)です。
勉強を開始したら、とりあえずカリキュラム通りに受講することを心がけるようにしましょう
(すぐ自分のスケジュール帳に書き込むのがいいと思います)。
カリキュラムは合格に向けて最善のペースとして組まれているので、
カリキュラム通りに受講することは「短期合格の必須条件」と言えます。
なぜ、この点を強調してるかというと、
遅れてしまった場合、追いつくのが想像よりも大変だからです。
例えば、週3コマのカリキュラムで、2週間サボってしまい、6コマ遅れたとします。
追いつくために週4コマやっても、1週間に1コマしか縮まらないので、
追いつくのに6週間(1ヶ月半)もかかってしまいます。
逆に2週間の遅れを2週間で追いつこうとするなら、週6コマやる必要がでてきます。
これは、2週間で約100時間(復習含めて1日7時間を毎日)の勉強時間が必要なくらい大変です。
- ちょっとした遅れを取り戻すのは、大変
- カリキュラム通りに進めるのが、一番楽
こんな認識を持つようにして下さい。
勉強を習慣化させよう
「カリキュラム通りにやるなんて、当たり前だし、簡単じゃん」と思われる方もいるかもしれません。
しかし実際には、毎年、遅れてしまう方が結構いらっしゃいます。
遅れてしまう原因の1つは、公認会計士の勉強を始めたことによる生活の変化です。
- 勉強開始前→会計士の勉強をしてなかった日々
- 勉強開始後→会計士の勉強をしていく日々
カリキュラム通りに受講するには、この変化を認識したうえで「早い段階でこの変化に慣れること」が大事です。
ここで、変化に慣れるためにオススメの行動目標があります。
それは「毎日勉強する」です。
2日に1回ではなく「毎日」です。
なぜなら、勉強しない日を作ると、勉強しない日に引っ張られてしまい、
本当は勉強すべき日でも「明日でいっか」となってしまうからです。
逆に、毎日勉強すれば、次第に勉強が生活の一部となっていき、最終的には勉強することが「習慣化」します。
習慣化すれば、後はこっちのもんです。
毎日歯を磨くように、自然と毎日勉強できるようになります。
▼
1点補足すると、大事なのは「毎日やること」なので、その日にやる量が少なくても構いません。
10分だけでも、1問解くだけでもいいのです。
習慣化させるために、スモールステップから始めていきましょう。
勉強の中心は復習にあることを認識しよう
「毎日勉強」と言っても何をやるのかというと、それは、「復習」です。
習った内容について、テキストを見直し、問題集を解くことをやりましょう。
この記事の一番始めに「カリキュラム通りに受講することが大事」と言いましたが、「カリキュラム通り」を意識しすぎると、勉強の中心が「講義の受講」になってしまいます。
しかし、講義を受けただけでは、決して問題は解けるようになりません。また、習った内容自体もすぐに忘れてしまいます。
そこで、「復習」です。
復習することで、問題を解けるようになり、知識も定着していきます。
つまり、勉強の中心は復習なのです。
「復習すれば合格に近づき、復習しなければ近づかない」とシンプルに捉えましょう。
できるようになるまで復習しよう
会計士になるには、試験に合格しなくてはいけません。
試験に合格するためにただ1つ大事なこと、それは「自力で問題を解ける」ことです。
よって、復習では「できる」ことを目標にやりましょう。
ここでいう「できる」というのは、
「解答を見ずに、迷わずに、正解できる」
ということを指しています。
逆に言えば、
- 間違えたけど、解答を見ればわかる
- 迷ったけど、多分こうかな?で解いたら正解だった
この状態は、「できる」ではありません。
試験に合格するために、復習の段階から「解答を見ずに、迷わずに、正解できる」を目指すようにしてください。
答練を期日どおりに受けよう
復習についてもう1つ大事なのが、「ちゃんと復習できたかどうかの確認をする」という点です。
ちゃんと出来るようになったかどうかは、復習しているだけではわかりません。
そこで、「答練」です。
答練とは、「答案練習」の略で、いわゆるテストのことです。
カリキュラムには、答練が組み込まれています。
日々の復習はこの答練に向けて行い、そして、答練は期日通りに受けるようにしてください。
答練の役割は「勉強を進めていくうえでのチェックポイント」です。
- 点数が合格点を超えた→復習がうまくできてる(順調に合格に近づいている)
- 点数が合格点を下回った→何かしら改善が必要
このように、答練を受けることで、順調かどうかが判断できるのです。
仮に点数が悪かったとしても、改善点が見つかるので、結果的に合格に近づいていきます。
逆に、答練を受けなければ、改善点を見つけることができません。
CPA会計学院では、「何より答練を受けることが大事」と繰り返しお伝えしています。実際、短期合格者は十中八九、答練を受けています
答練の結果から、勉強のコツを身につけよう
いざ答練を受けてみると、「あれ、思ったより点数が取れないぞ」ということがよくあります。
それもそのはずで、会計士の勉強は初めての勉強なので、最初からうまく復習することが難しかったりするのです。
でもガッカリする必要はありません。
「点数が悪かった=正しい勉強法(勉強のコツ)をつかむチャンス」だからです。
- どのように勉強すれば、点数がとれるのか?
- どれくらい勉強量取れば、答練までに復習が回るのか?
答練を通じて、この感覚をつかむことを心がけて下さい。
勉強法で大切な点を列挙しておきます。
- 理解すること
- 理解し、覚えること
- 覚えたことを反復し、定着させること
- 「できる」を目指すこと
- 知識に穴がないこと
答練の結果から、「何が足りなかったのか?」を考えるようにすると、勉強法が改善していきます。
始めのうちは、効率性よりも勉強量
「どうやれば効率的に勉強できるかな?」この視点は短期合格を目指すうえで重要です。
しかし、効率性はだんだんと身に付けていくものなので、始めから効率的に勉強していくのはなかなか困難です。
逆説的ですが、効率よく勉強するためには勉強量が重要です。
量を重ねることで、だんだんとコツをつかんでいけるのです。
また、勉強「量」という点では、「時間」だけでなく「手を動かした量」も重要です。
単にテキストを読むだけでなく、「ペンと電卓を使って実際に問題を解く」まで必ずやるようにしましょう。
単にテキストを読んでるだけでは、わかった気になっても、決してできるようにはならないのです。
忘却することを前提に勉強しよう
量が大事な理由はもう1つあります。
それは「勉強した内容はすぐに忘れる」からです。
本当にびっくりするくらい忘れます。
- 昨日習った内容→今日になったら忘れてる(泣
- 昨日復習した問題→今日になったら解けなくなってる(号泣
きっと、これを多々経験することになるでしょう。
ですが、安心(?)して大丈夫です。
なぜなら、どんな合格者も、この過程を経ているからです。
頭の良し悪し関係なく、人間の脳は一発で覚えられない仕組みになってるそうです。
しかし、一発で覚えられなくても、反復すれば覚えられます。
なので、
- 忘れたら、また思い出す
- 解けなくなったら、また解く
これを繰り返しましょう。
忘却に絶望するのではなく、反復の力・継続の力を信じてください。
何回も反復しているうち、だんだんと忘れづらくなっていき、最終的には定着するはずです。
理解することを心がけよう
忘却することを前提にしつつも、なるべく忘れづらい勉強法を実践することが大切です。
具体的には
- 理解を心がける
- 講義を集中して聞く
- 講義受講後すぐに復習する
この3点を心がけるだけでも、忘却スピードはおさえることができます。
逆に言えば、
- ただ暗記しようとする
- 講義をボーッと聞く
- 復習をすぐにしない
という勉強法を採用すると、忘却スピードがとても速く、かつ、何回反復しても覚えることができません。
簿記(財務会計論)を得意にしよう
公認会計士試験の試験科目には様々ありますが、その中でも最重要科目は簿記(財務会計論)です。
「簿記を得意にすれば、会計士試験に合格できる」とも言われるくらいです。
会計士の勉強はこの簿記から始めていくので、「簿記を得意科目にする!」という意気込みで、取り組むようにしましょう。
この勉強を始めた理由を忘れずに
「公認会計士になって、将来は×××の分野で活躍したい」
公認会計士を目指そうと決めた日は、きっとワクワクしているはずです。
ですが、いざ勉強を始めてみると、結局のところ、1日1日勉強を積み重ねていく日々になります。
時にその過程で、
- なかなか点数が上がらない
- 今日習った内容が、すごく難しく感じた
このような困難にぶつかることもあります。
いわゆる「壁」ですが、その壁が大きく感じてしまうと、
「この壁を乗り越えるのは大変だ…あれ、そもそもなんで公認会計士を目指しているんだっけ?」
と、自分の目標に疑問符をつけることで、逃げたくなることがあります。
自分もありました。。。
また、SNS等でネガティブな意見を目にして、モチベーションが下がってしまうこともあります。
このときに、自分の目標をちゃんと肯定し、頑張ろうと思えれば、必ずその壁を乗り越えることができます。
なので、勉強を始めた理由を忘れないようにして下さい。
できれば、ノートや手帳に書いておきましょう。
そして、それをたまに見返すようにして下さい。
長期の目標と短期の目標を区別しよう
「公認会計士を目指す理由を忘れないようにしておく」というのは長期の目標を明確にしておくことです。
この長期目標も大事ですが、もう1つ、短期の目標も重要です。
長期の目標ばかり見てても、勉強は前に進められません。
- 来週の答練では何点取ることを目標にするか
- この1週間で勉強はどこまで進めるか
- 明日は何時から勉強始めるか
このように短期の目標(というか計画)は具体的に立てるようにしましょう。
ガチガチに計画を立てる必要はありませんが、答練前日に焦ることがないように、また、カリキュラムから遅れることがないように、最低限の計画は立てるようにした方がいいと思います。
オススメの短期目標は「次の答練で合格点を超える」です。この目標を設定すれば、おのずと、「復習のモチベーション」や「講義を進めようという気持ち」がわいてくるからです
自分一人で悩まないようにしよう
- 分からない点や不安な点がある
- 最近モチベーションが下がってきた
と言った場合、一人で悩まず、相談するようにしましょう。
例えば、CPA会計学院では、講師や合格者チューターが常駐しており、いつでも質問相談ができる体制が整っています。
「こんな基本的なこと質問していいかな?」
こんな遠慮はいりません。
なぜなら、質問に答えること・相談にのることが講師・チューターの役割だからです。
特に、勉強始めたばっかりなら、わからないことがあって当然です。
遠慮するどころか、むしろ「自己紹介がてら質問する」くらいの感覚でもいいと思います。
自分も受験生時代は頻繁に質問にいってました
追い込みすぎないようにしよう
ここまで、色々と書いてきました。
最後に、1つ最後に重要なことがあります。
それは、「追い込みすぎない」ことです。
もしくは、「完璧主義を捨てる」です。
ここまで書いてきたことは、どれも重要なことなのですが、全てを完璧にやることはできません。
例えば、上の方で「毎日勉強しよう」と書きましたが、口で言うほど簡単ではないです。
もしそれが出来ないからといって悲観したり自己嫌悪に陥る必要はありません。
最初から完璧なやり方を目指そうとすると、自分を追い込むことになり、苦しくなります。
勉強をしていく中で、試行錯誤をしながら勉強のコツをつかむようにしましょう。
「本記事の内容を意識はするけど、追い込みすぎない」このバランス感覚をもってやるようにして下さい。
最後に
たくさん書きましたが、どうでしたでしょうか?
見返してみると、どれも基本的なことしか書いてないことが分かると思います。
そうなんです。一発合格するために大事なことは、基本的なことをやるだけなのです。
逆に言えば、魔法のようなものはありません。
しかし、その分、どんな方にもチャンスはあります。
本記事を読んだら、後はやるだけです。
頑張りましょう!
▼
あ、すみません最後にもう1点あります。
それは、「専門学校(スクール)を信じよう」ということです。
- 実際、何からやるべきか?
- この時期は何を目標にすべきか?
- 勉強量はどれくらい必要?
いざ勉強を始めてみると、すべてが初めてなので、わからないことがたくさん出てきます。
しかし、わからないからといって、自己流でやるのは危険です。間違った方向に行く可能性が高いからです。
まずは、専門学校の指導方針に沿って学習していきましょう。そうすれば自然と、合格に近づいていきます。
また、もし不明点や不安な点があれば、積極的に質問相談していきましょう。
コメント
コメント一覧 (7件)
いつも面白くてわかりやすい説明をありがとうございます。
質問をお願いします。
一般企業の経理部として公認会計士になってから就職をした場合、他の部署の方と関わる機会はあるのでしょうか。
例えば営業部や商品開発部などマーケティング等に関わっている人と新規案について話し合ったりすることはあるのでしょうか。
返信が遅くなり申し訳ありません。
会社によると思いますが、経理部の方が新規案について話し合ったりする機会は少ないと思われます。
ただ、必要な数字を他部門から求められることはあるので、その場合は、コミュニケーションをとることになります。
「経理の本分」という書籍が参考になるのでオススメです!
https://amzn.to/34gHYkq
いつも投稿ありがとうございます
大学二年生です
会計士の勉強を始めるか、それとも今は考えることをやめるか迷っています
僕は商業高校に通っており、当時は大学入学後会計を理論的に学びたいと考えていました
実際大学に入り経営やマーケティングに興味が湧いてしまい、会計の勉強は中途半端に…。経営、マーケティングを学ぼうとゼミ等を選びましたが、会計に専念していたら…と考えてしまう場面がフラッシュバックされ、こちらの勉強に関しても中途半端になってしまっています。
在学中に会計士の勉強を始めたいから、と言って諦めたものもいくつかありました。だからこそ専念したい気持ちが自分の中にあります。
でも、学生という立場を生かして社会人の方と関われるインターンチャレンジできる環境もある…。
外部活動に力を入れることもできる…。
会計士受験生のように一つのことに集中したい。打ち込みたい。自信をつけたい。
そう思い続けているのに行動に移せないのは結局勉強をしたくないということの現れなのでしょうか…
お金の問題もあります、
大学に入りとりあえず手をつけようと思い取り組んだものの継続してできているものが一つもない…。
目の前にあることに一生懸命になれていないのに中途半端な気持ちで会計士の勉強を始めても続けられないですよね、
結局できるかできないかは自分次第なのはわかっているのですが…。
コメントありがとうございます!
また、大切な相談にも関わらず、返信遅くなり申し訳ありません。
こちら、後ほどご回答しますのでもう少々お待ちください(会計士の短答式試験後につき、会計ノーツが後手に回ってしまってます💦)
わかります!
会計士を目指すかどうかは大きな人生の分岐点なので、迷うことは当然だと思います。
>目の前にあることに一生懸命になれていないのに中途半端な気持ちで会計士の勉強を始めても続けられないですよね、
おっしゃるとおり、大事なことは目の前のことに一生懸命になることです。
質問を見るに、質問者さんが経営・マーケティングに一生懸命になれない理由は、
公認会計士試験への未練があるからなのかなと感じます。
ズバリいうと、もし会計士への未練があるなら、会計士の勉強した方がいいです。
なぜなら、「会計士目指してみたいなあ」という気持ちは、きっとこの先、より強くなるからです。
特に、将来何かしらの仕事を始め、その仕事で壁にぶつかったときに「やっぱり会計士やっておけばな」と後悔する可能性が高い気がします。
実際、そのような方から相談を受けることはありますが、その場合、仕事を辞めて(もしくは働きながら)会計士を目指すことになるので、学生のうちから始めるよりも一層大きな意志決定になります。
(もちろん、その始めた仕事が好きになり、会計士への未練が払拭される可能性もあります。)
>でも、学生という立場を生かして社会人の方と関われるインターンチャレンジできる環境もある…。
私は、学生という立場だからできることで、将来のためになるの1番は勉強だと思っています。
色んな人に会ったり、働いたりは社会人になってもできます。
でも、社会人なれば、日々の仕事に追われ、目いっぱい勉強することができません。
冒頭で申し上げたとおり、会計士を目指すかどうかは大きな意志決定です。
ただ、大きな決断こそ、パッと決めるのがいいと思います。
結局のところ、行動してみないと先に進んでいけないので。
以上です。
私は、学生時代に会計士の勉強をし、かつ、現在は公認会計士講座の講師をしているので、その立場上「会計士推し」の意見になります。
その点を、配慮のうえ、参考にして頂ければと思います。
一番自分が納得し、前向きになれる意志決定ができることを願っています!
現在大学二年生です
将来への不安に駆られ今から会計士の勉強を始めたいと考えています。ですが体育会に所属しており、その活動をやめたくはありません。それ以外にも長期休みを使って行われるキャンプに付き添いでいく活動も取り組んでいます。
それらと両立させながら合格に向け励んでいくことは可能でしょうか…
コメントありがとうございます!
最近は、同様の相談を受けることが多いです。
大学生で、体育会と両立をしながら学習している受講生はいらっしゃいます。
基本的には、学習の2年目くらいからは休部してCPAの勉強を最優先にすることが多いです。
ですが、過去には、休部せずに体育会と両立をして一発合格した受講生もいらっしゃいました。
一口に体育会と言っても、とても忙しかったり、そうでもなかったりしますので、
一度、CPAの講師に相談して、両立が可能かどうかを直接聞いてみるのがいいと思います。電話でのお問い合わせも大丈夫です。
ちなみに、自分ならCPA日吉校におります(土日は休みのことが多いです)👍