フローとストックの解説記事をアップしました。
内容を簡単にまとめると、
- フロー→水の増減
- ストック→お風呂の水の量
そして、フローとストックの関係は、
- フローの分だけストックが増減する
と解説しました。
うんうん。お風呂をイメージしたらわかりやすかった
しかし、一見わかりやすいように思えるこの具体例、実は説明としては片手落ちになっています。
具体的には、「フローとストックの関係を説明しきれていない」のです。
え?「フローの分だけストックが増加する」っていう関係でしょ?水が3リットル入ってきたら、お風呂の水も3リットル増える…
フローの分だけストックが増える、これは正しいです。
しかし、お風呂の例では、もう一つの関係性である
「フローはストックから生み出される」
ということが説明できないのです。
フローはストックから生み出される…
お風呂の例では、フローは蛇口と排水口で説明しました。
蛇口と排水口による水の増減は、「元々お風呂に入ってた水の量」とは何ら関係がありません。
その結果、お風呂の例では、フローはストックとは関係なく生じるように見えていました。
確かに…
ですが、会計におけるストックとフローの関係は違います。
フローはストックから生じるのです。
会計でいうフローは利益(または現金増加額)です。
そして、その利益はストックであるBSの資産から生み出されます。
確かに利益は無からは生まれない…!資産を活用することで生じるんだ!
そのとおりです。
フローはストックから生み出されるものなのです。
お風呂の例ではその関係を説明できません。
これが、お風呂の例が片手落ちである理由です。
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とは言っても、お風呂の例が直感的にわかりやすいのは事実です。
お風呂の例でフローとストックのイメージをつかんだ上で、もう1つ、「フローはストックから生じる」という点もおさえるようにすればOKです👍
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