5月26日は公認会計士試験の短答式試験ですね。試験まで2週間を切り、いよいよ超直前期に突入しました。
この時期は、不安やプレッシャーがピークに達する、精神的に最も厳しい時期だと思います。
実際、私自身も「会計士試験の受験期間で一番精神的に辛かった時期は?」と聞かれたら、迷わず「短答の超直前期」と答えます。今までずっと頑張って復習してきたにもかかわらず、テキストを見返すたびに忘れてしまった論点が目に付き、気持ちが折れそうになることが何度もありました。
公認会計士試験は、どんなに時間があったとしても足りません。試験範囲が広すぎて、おさえるべき論点が多すぎて、「覚えては忘れ、覚えては忘れ…」の繰り返しです。そのため、本試験2週間前になっても、まだなお忘れている論点が残ってしまう(新しく生まれてくる)のです。
忘れていることに気づくたびに絶望したくなる気持ちはよくわかります。しかし、ここで絶望してはいけません。なぜなら、最後の2週間こそ最も点数が伸びる時期だからです。毎年、最後の模試から数十点(場合によっては100点以上)伸びて合格する人も多くいます。
最後に点数が伸びるのは、「勉強は加速する」からです。
「2週間」と聞くととても短いように感じるでしょう。「今まで数ヶ月頑張ってきて点数が上がってないのに、残り2週間で本当に点数が上がるのか?」と疑問を持ちたくなると思います。しかし、事実、最後の2週間はめちゃくちゃ伸びます。
一度立ち止まって思い出してください。直前期に入る前、例えば3月の自分を。その頃は、覚えている論点も少なく、総復習1周するのに相当な時間がかかっていたはずです。それこそ、2週間では到底総復習ができないくらい。
一方、それからずっと継続して頑張ってきた結果、今のあなたはどうでしょうか。総復習にかかる時間は圧倒的に短くなっているはずです。それこそ、「あと2週間あれば、全科目の総復習を1周はできるかもな…」ということを思えているはずです。数ヶ月前の自分と比較すると、復習スピードが上がっているのは明白です。
知識が増えるほど、知ってることの確認だけで済むため、復習にかかる時間は短くなります。つまり、復習スピードが上がっているのは、知識が増えた証しなのです。直前期は、忘れている論点ばかりに気がいってしまいがちです。しかし、実は忘れている論点以上に、抑えている論点が増えているのです。
勉強を継続してきたのであれば、この数ヶ月間の中で、いまが1番知識量がある状態です。ということは、ここから最後の2週間は、自分史上いちばん勉強スピードが早く、今まででいちばん勉強効率が高い時期となります。
ここが今までの勉強の集大成…最後の最後まであきらめず…ここで一気に今までの知識を頭の中に入れ込む…
これができれば、点数は見違えるほど上がります。
勉強速度はまだ加速します。2週間あればまだまだやれることはたくさんあります。過去の答練の点数が悪かったとしても、今まで勉強を継続してきたのであれば、あなた自身は可能性の固まりです。点数が100点伸びる可能性も秘めています。
最後まであきらめず、自分を信じて頑張ってください。皆さんの努力が実を結ぶことを心から願っています。
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