今日も集中できなかった…自分は集中力がないんだよな…
なにボブ?集中力がないから集中できない・・・逆に考えるんだ「集中力がないと思っているから集中できない」と考えるんだ
勉強しなきゃいけないのに、集中できないことってありますよね。
自分も受験生時代は集中できないときはよくありました。
今回は体験談も含めて、
- 集中力自体の捉え方と、
- 集中できないときの対処法
について自分の考え方を述べたいと思います。
集中力がないと思うことが、集中できない原因
受講生から、集中できませんという相談を受けることがあるのですが、多くの方が「自分には集中力がない」と思っています。
自分は、この「集中力がない」という思考自体が、集中できない一番の原因だと思っています。
集中力がないというレッテルを自分に貼ってしまうと、「自分には集中力がない」が思考のスタートになってしまうため、解決策がうまれません。
その結果、いつまでたっても集中できないままになってしまいます。
集中するためには、「自分に集中力がない、と思わないこと」、これがまず何より大事なのです。
確かにレッテルを貼るのはよくないと思うけど、実際に集中できないんだよね…
集中できない要因を考えよう
そもそも「集中"力"」という言葉がよくありません。
集中できるかどうかを「集中"力"」と表現してしまうと、「集中できる"能力"」があるかないかと考えてしまうからです。
能力があるかないか
↓
自分にはその能力がない
↓
じゃあ解決できない(自分は集中できない)
と悪循環になります。
▼
そこでおすすめは、「集中力がない」ではなく、「集中できない要因が、自分の周りにあるから集中できない」と発想をかえることです。
集中できない要因?
例えば、勉強している目の前でテレビがついていたら、どんな方も勉強に集中できません。
この場合の「集中できない要因」は目の前のテレビです。
テレビほど極端でなくても、集中できない場合にはその要因が必ずあるのです。
要因がわかれば、対策も打てるんじゃ
そっか!テレビが要因なら、テレビを消せばいいもんね
集中できない要因と対処法
集中ができない原因は人それぞれです。
そのため、何が原因なのか?は、自分自身で考える必要があります。
ただ今回は、考えるヒントとなるように
- 集中できない原因と、
- それぞれの対処法
の一例を載せておきます。
原因1:何をやるかが決まっていない
「よし勉強しよう!」
「・・・あれ、でも何をしよう?」
何をやるかが決まってないと、集中する対象がありませんので当然に集中できません。
対処法
短期的な目標を確認して、何をやるか決める
何をやるかを決めるためには、短期的な目標を定めることが大事です。
「来週の試験で80点とる」と、決めるから、「その1週間前の今日は××をやる!」と、いまやるべきことが決まります。
原因2:勉強の目標が「××時間勉強しよう」になっている
その日の目標設定として、「今日は××時間勉強しよう」と時間を目標にする方がいます。
集中していなくても時間は経過するため、集中が散漫になりやすくなります。
対処法
時間ではなく「やること」を目標にする
時間ではなく、「何をやるか」を目標にするのがおすすめです。
- 今日はこの論点をマスターしよう
- 問題集の第3章を解けるようにしよう
などです。
やることを具体化することで集中できるようになります。
原因3:内容が難しいと感じる
勉強している内容が難しいと感じると、集中できなくなることがあります。
- 理解が不十分
なこともあれば、
- 非常に難解なので理解できなくてもOK(結論だけおさえればOK)な論点で悩んでいる
ということもあります。
対処法
質問する
が一番有効だと思います。
CPAの受講生は、講師やチューターに積極的にしつもんするのがおすすめじゃ
原因4:眠い
これはイメージがしやすいと思います。
眠いと集中できません。
対処法
仮眠する
眠気には勝てません。
眠いときは仮眠が一番です。
眠りすぎないことも大事なため、10分から15分くらいで起きるようにアラームをセットするのがおすすめです。
(自分はアラームをセットして寝ていました)
原因5:長時間勉強している(疲れた)
長時間に渡って勉強すると、頭が疲れてきて集中力もなくなります。
対処法
気分転換する
勉強のしすぎで疲れた場合には、一回、勉強から離れるのがいいと思います。
気分転換の方法は色々ありますが、自分の場合には
- 外に出て少し散歩をする
- 友達と話す
- コーヒーを飲む
ということをやっていました。
ただし、気分転換の時間が長くなりすぎないようにすることが注意点です。
原因6:特定の科目を長時間勉強している
1つ前のと似ていますが、同じ勉強をずっとや違う科目を勉強するいると、集中力が切れてきます。
その理由は、同じことをやっている「飽き」です。
対処法
違う科目を勉強する
これも気分転換の1つなのですが、自分は勉強する科目を変えることで気持ちを切り替えていました。
幸いにも(?)公認会計士試験は試験科目が多いので、そこを活かしていました笑
意外と効果的です。
原因7:インプットばかりやっている
勉強にはインプット(読む)とアウトプット(解く)の2つがありますが、インプットばかりでは飽きるため集中が続かないことがあります。
対処法
- 問題を解く
- インプットしながらも、アウトプットする
一番手っ取り早いのは問題を解くことでしょう。
2つめの「インプットしながらもアウトプットする」というのは、読みながらその内容を裏紙やノートに書き出していく(書き殴りでOK)ということです。
飽きないための工夫をしながら勉強すると、集中を保って勉強できます。
原因8:漠然とした不安がある
合格できるのかな?、間に合うかな?など、漠然とした不安があると集中できません。
対処法
不安を書き出す
漠然とした不安がある場合、頭の中で整理しようとしても不安は消えません。
一度、自分が不安だと思っていることを書き出して「不安の見える化」をするのがおすすめです。
不安の見える化ができれば、「不安解消のために何をすべきか」を具体的に考えることができ、前向きになれます。
原因9:やるべきことが多すぎる
やることが多すぎると、集中が出来ません。
対処法
やるべきことを書き出す
1つ前のと同じです。
「やるべきこと」を頭の中だけで考えると、焦りしか生まれません。
書き出してみると、後はそれを1つ1つやるだけ、と落ち着いて目の前のことに集中できるようになります。
会計士試験は試験範囲が広いのでやるべきことが多いです。
自分は「なんかやばそう」と感じたら、やるべきことを書き出していました。
原因10:スマホ(携帯電話)を見てしまう
つい、スマホを手に取ってしまい集中できない方も多いと思います。
対処法
スマホを隠す
集中力がないからスマホを手にとってしまう、のではなく、スマホがあるから集中が切れてしまうのです。
だったらスマホを隠せばOKです。
自分の場合には、バッグの中に携帯電話をしまっていました。
しかしそれでも気になってバッグから出してしまうので、電源を切ってバッグの中にいれていました。
携帯電話を見るためにはバッグから出して電源を入れないといけないため、勉強中に携帯電話のことが気になることがなくなりました。
最後に
今回は集中"力"という部分にフォーカスして解説をしました。
偉そうに色々書きましたが、自分も集中できないときは多々ありました。
理屈でわかっていても集中できない時があるのが人間です。
ただ、集中できないのはしょうがないと思ってしまうと、集中できない状態から抜け出すことができません。
集中できないときに、
- どうすれば集中できるのか
- 集中できない原因は何かな
と考え、集中するための工夫をしてほしいと思います。
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