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キャッシュ・フロー見積法が難しく感じる原因は、異質な会計処理だから!?

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登川 雄太(nobocpa

CPA会計学院 公認会計士講座 講師

CF見積法に関する記事を2つ連続してアップしました。

CF見積法は、受験生の理解を苦しめる論点の1つです。

その理由として、

CF見積法は財務会計の中では、かなり異質な会計処理だから

と自分は理解しています。

何が異質かというと、

  • 通常、収益性の低い投資を行ったとしても、損は計上しないのに、
  • CF見積法では損を計上する

という点です。

例えばとても単純な例を示すと、

  • Aさんに商品を定価100円で売る約束をした。
  • 販売する当日になって、Aさんが「お金がないから、やっぱり90円にしてくれ」と駄々をこねてきた
  • それをしぶしぶOKした

この場合、販売はできましたが、
本来得られたはずの収益100は獲得できておらず、
気分的には「10円損したな」と感じてしまいます。

では仕訳はどうするかというと、

現金90/売上90

となり、単に90円の仕訳を行うだけです。

つまり、損したはずの10円は財務諸表に表れません

このように財務会計においては、収益性の低い投資をしてしまい、
結果的に逃してしまった利益(いわゆる機会損失的なもの)は
損失を計上しないのが通常
なのです。

ただ例外があります。

それが冒頭で紹介したCF見積法です。

【キャッシュ・フロー見積法】なぜ、当初の利子率で割り引くのか?

この記事を読んで頂ければわかりますが、CF見積法は「逃してしまった利益を費用計上する」方法なのです。

通常やらないことを、やろうとしている点が、CF見積法をわかりづらくしている原因なのだと思います。

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