以下の記事で、貸借対照表について「資産と純資産の違い」という観点から説明をしました。
資産と純資産の違いが理解できてる状態を「BS思考」と名付けるとしましょう。
今回はこのBS思考の応用編です。
何に応用するかと言うと、実生活に応用です!
借金地獄に陥る思考法
BS思考は実生活に応用が効きます。
具体的には「借金地獄を回避」できるようになります。
▼
借金地獄に陥ってしまう方は、
①借金する→②お金増える→③浪費する→④返済期限くる→⑤お金ないから借りる→・・・
という負のスパイラルに入ってしまうのが特徴です。
明らかに「③浪費する」という点に問題がありますが、そうしてしまう原因は
借金して増えたお金を「自分のお金が増えた!」
と思ってしまうからです。
▼
借金した = 自分のお金が増えた
と思考してしまうのはなぜでしょうか?
この理由を、会計的に説明すると、
BS思考がないから
と言えます。
本記事で言うBS思考とは「資産と純資産を区別して考えることができる」状態です。
逆に、BS思考がないというのは、「資産と純資産が区別できていない」、もっと言うと「純資産という概念がない」状態です。
純資産という概念がなければ、自分の財産を「現金」という1つの側面でしか捉えられません。
(資産しかない貸借対照表というイメージです。)
その結果借金のお金を浪費してしまうのです。
BS思考がないと…
借金を500した場合、
手元のお金が500増えた = 自分のお金が500増えた
と思ってしまう。
だから浪費して借金地獄に陥る。
BS思考で借金地獄を回避する
対して、BS思考があればそうはなりません。
BS思考があれば手元のお金(資産)と純資産が別物とわかっています。
そのため、
「借金で現金が増えても、負債が増えているだけで、純資産は増えていない」
と理解できるため、浪費してしまうことを防ぐことができるのです。
BS思考を身につけると!
借金を500した場合、
・貸借対照表
資 産+500 | 負 債+500 |
純資産± 0 |
純資産は増えてないから浪費はまずい!
と判断できる
最後に
ぜひ、資産と純資産の違いを理解して、健全な日常を送れるようにしましょう!
コメント